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映画『ジャッカルの日』古き良き時代の良き映画。とても解り易くて素晴らしい記録映画。

パニック
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歴史ある映画『ジャッカルの日』を再度鑑賞しまくり。。やはり良い映画には味がある。

 

【著者 フレデリック・フォーサイスという人物】

私の知る限りでは、今日のフレデリック・フォーサイスは確か80歳で健在。
お会いしたことはもちろん無いが過去来日は何度かあったと伺った。

特に『ジャッカルの日』は世界的な超ベストセラーで私が24歳の日、映画公開と同時に読んだものだ。ペンタッチは鋭く、細やかな描写と順を踏んだ各シーンの説明は地味さの中に迫力がある。さらに映画が小説の通り、多少の割愛はあるもののポイントはしっかりと押さえてわかりやすい。
監督のドキュメンタリー、まるで記録映画のような展開に、思わずハラハラしてしまう。

この小説、映画から伝わる迫力は何なんだろう?と思ったが、それもそのはず著者は一時ドゴールの番記者として活動していた時期があればこその話。
その裏秘話などを元に「暴露本」としてこの世へ出した本なのだそうだ。
それが1971年に刊行された『ジャッカルの日』である。

著者、フォーサイスその本の印税で傭兵を雇い、赤道ギニア共和国に対しクーデターによる政権転覆を1972年に企てた。
その後、本格的に作家となったフォーサイスは、なんと秘密情報部(MI6)の協力者としてスパイ活動を行い、1973年には東ドイツから小包を国外へ持ち出す任務などを行ったと聞く。

まさに奇想天外、波乱万丈の人生であり、これだけ書く「裏ネタ、表ネタ」プラス「文才」優れれば、犯罪小説家として十分に大成するわけで、映画も大ヒット間違い無し。

しかし、今までよく生きてこられたと感心してしまう。(普通は消されるでしょう)
一時は、お上(その筋)から睨まれて絶筆宣言をしたと聞くが、近年になり執筆を再開。

今なおスリラー小説など現役組であり、なんとも半端では無いお方のようだ。。

【映画 ジャッカルの日 The Day of the Jackal の背景にあるもの】

小生が大学卒業し、新米の社会人として働いていた頃の映画です。とにかく前評判が良く、見に行ったものです。当時、観た感想としては「ふつ~に良い」程度と記憶しているので少々不思議。そしてほぼ半世紀を過ぎて再度鑑賞してみると今更であるが凄く感動している自身があるからなお面白い。

 

フランスと言えばアフリカ戦線。アルジェリアが頭に浮かびます。それと、もう一つ、第一次インドシナ戦線。どちらも「泥沼状態」であったわけですね。第二次大戦が終結後のことなのに、なぜフランスがあちらこちらで炎上されてきたのか?それを話していたら長くなりますので、やめておきますが、いわゆる「列強の進出、資源の確保」ですね。
第二次大戦の戦勝国主義というか、旗本のイギリスも含め当時はやりたい放題の「後進国支援という名目」。

 

これをなんとかすべく、かの有名なド・ゴール大統領の登場。
戦費拡大による破綻寸前の財政などを鑑み9月にアルジェリアの民族自決(つまり独立)の支持を発表した。彼の戦力増強に期待していた極右はこれに激怒して彼の暗殺を企てたという史実があります。

中でも組織OASは最後までド・ゴールに反発し、若い幹部らはほぼ全員逮捕され銃殺刑に処された。さらに「残党狩り」においては、フランス政府はコルシカマフィアにまで協力を依頼し徹底的にOASを追い詰めていく。そこまでやるか・・という感じ。

結局、ほぼ壊滅状態となったOASのメンバーたちは国外で屈辱の日々を送ることとなった。
そこで最後のOAS幹部から持ち上がったのが、「最強の殺し屋」を雇い、ド・ゴールを暗殺する計画を立案した。ここからその映画が始まる。
足らない報酬資金は「銀行強盗で充当」という破天荒な計画も真剣に実行していくところが凄い。

映画全体を評価すると、まるでニュース映画のようで、当時の市民の生活や服装など「殺し屋」が乗る「白のスポーツカー(アルファーロメオ)」など興味深々。
当時の映画評価は全く記憶していないが、今一度見直すと、物語のシーン一つ一つが真実の再現であるため迫力ある。

さらに二度見直しすると、新発見の部分、特に「殺し屋」を執拗に追っていくルベル警視の私生活まで丁寧に表現されているところでも感心したものだ。
そして暗殺実行予定の日。実行場所である8月25日のパリ解放記念式典がこれまた凄いお膳立て。実写を含めよくここまで編集したと驚いてしまう。

【近年のリメイク版『ジャッカル』も観た】

さて、この映画は後年1997年にリチャード・ギア、ブルース・ウィリス主演で『ジャッカル』としてリメイクされたのであるが、フォーサイスの原作とは全く無関係で舞台もアメリカ。時代背景も異なる。つまり全くの「別物」。
やはり最初の映画『ジャッカルの日』があまりにも偉大であり、格調が高いため遠慮したのだろう。私的にはリメイク版の『ジャッカル』もなかなか面白く、映画としては楽しめる映画であると思う。

なんと言ってもブルース・ウィリス(善玉おやじキャラ)が殺し屋『ジャッカル』として出演。もう、どうでも良いのだが・・・。びっくりした。
当然ながら歴史的考察などはほぼ皆無に近いが、出てくる重火器が超ヘビーで凄い。(機関砲なみの20㎜連射銃リモコン付き)

そのリメイク版『ジャッカル』の紹介は又の機会に。。

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