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アニサキス症、正露丸の話2

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【アニキサスって結構話題になる昨今】

サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生する線虫で、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。よく見ると可愛らしい線虫なのですが、これが人の消化器に入ると猛烈に「やんちゃ」することが多いですね。

 

生鮮魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含みます)で食べることで、 アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入してアニサキス症を引き起こします。(胃痙攣、激痛、嘔吐)魚屋さんで販売されている魚介類は48時間冷凍処理をしていますので問題無しですが、実は『海釣り』で個人が釣ってきた魚を刺身(生)で食べると、中にアニサキスが入っていることが多いです。

 

父親が地元の釣りクラブを運営していて、かなりの釣りキチでした。三浦三崎へ行ってよく大漁のこともあり、その魚を包丁でさばくのを手伝ったものです。デバ包丁で魚の腹を裂き、内臓を除去すれば良いとしますが、実は アニサキスは筋肉の奥に潜り込んでいるケースが多いのです。

従って、刺身包丁でなるべく薄く剥ぐように切れば事前にアニサキスが丸く潜んでいるのが判ると、プロから学んでいた私でした。。ところが釣ってきた父本人から、もっと厚く切ってくれ、ケチケチするなと怒鳴られ、仕方なく豪快にぶつ切りにして食卓に出したものです。私も渋々食べました。(苦笑)

言い出したら全く聞く耳持たずの父でしたから仕方ないのですが、案の定、数時間後には胃の激痛で病院へ搬送。
暴れる父を私が上から押さえ込み、数匹が胃壁に食いついている白いアニキサスを医師が内視鏡で発見。私も後学のために内視鏡を覗かせて頂きました。まず薬液を噴霧するとアニサキスがピタリ動かなくなります。

あとでこの薬液の内容は企業秘密なのだそうで、クレオソート液?『正露丸だよ(笑)』と、慎重に鉗子を入れて一匹ずつ器用に胃壁から引き剥がす。なるほどと思い、その場で友人でもある医師とアニサキスについての話、その昔、港湾病院に勤務していた時は多くのアニサキス症の患者を診たそうです。現在の救命センターに転勤してからはさすがに少ないとか。。

それでも、年間に何件かは助っ人で内視鏡術を依頼されるそうです。まさに職人さんですね。

 

ところで、足元で父親が足をばたつかせ、『もういいのか?』ともがいている。すっかり忘れていました。(笑)
痛みは全く消失し、けろっとしている父。もうあれからはよほど懲りたのか、釣ってきた魚は全部煮魚にしています。

プロフィール
この記事を書いた人
薬剤師 遠藤

プロドラッグ取締役/薬のプロたん・薬剤師/腑侶鍛漢方医学研究所・所長/元病院薬剤師/東京都青梅市現住/趣味:サイト構築・バイク・男の料理等/健康管理:西洋医学+漢方医学にて養生/

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